Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ Licks #1~4【解説】【PDF】
Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ Licks 解説
ども。ハリマです。
今回はジャズで使えるリックを４つ紹介します！
まず動画はこちら。
なかなか普通にベース弾いてたら使わない運指、スケールが出てきます。
ちょっと難しいですが、気に入ったリック(紹介したリック以外でも！)をひとつふたつだけでもマスターしておくと、後のフレーズ作り、アドリブに大きく役に立ってきます。
覚えたリックを元にアレンジしていく、組み合わせを変える...なんてこともできますからね！
またどういうリズムで、どんな音を選択するとカッコよく響くのか、なんてのも学べるのでリックを覚えるのも有意義かと思います。
Licks #1
Ⅱ
・前半1,2拍目は普通にDm7のコードトーン
・3,4拍目はⅡm7の代理でⅣMaj7(FMaj7)を使ってます。
以前Maj7リックの記事でも説明したやつですね！
こうやって別のコードを想定することは非常に多いです！
Ⅴ
・使用しているスケールはG Altered Scale
・前半はGaug7のアルペジオ。でもこれもG Altered Scaleに含まれています。
Altered Scaleに含まれる別のコードを想定して...なんてのもよくあります(後にも出てきます)。
Licks #2
Ⅱ
・Dm7をG7に向かうドミナントセブン、D7(Ⅴ7/Ⅴ7)にリハモした体でフレージングしてます。
なのでスケールもDミクソリディアンを使ったフレーズに。
Ⅴ
・こちらもG Altered Scale
・前半はB♭m7のアルペジオを使ってます。そうする事で(♯9,♯11,♭7,♭9)といったテンションを含んだフレージングにできる訳ですね！
Licks #3
Ⅱ
・#1でのリックと同じく代理のⅣMaj7(FMaj7)を使ったフレーズ。
Ⅴ
・G Altered Scaleを使った比較的シンプルなフレージング。
・ちょっとしたコツですが『Ⅴ7→Ⅰの進行の時、Ⅴ7上でのフレーズ終わりにルートに着地すれば次の解決先のコードの完全５度の音になっている』というのを、特に最初は覚えておくと便利だったりします。
つまりG Altered Scaleを弾いてても、最後またGで着地すれば次のCMaj7(m7でも)の完全５度の音になっている訳です。
しかも５度着地なら解決先がメジャーでもマイナーでも大丈夫なので汎用性も高い。便利。
Licks #4
Ⅱ
・ここは普通にドリアンを使ったフレーズ。
Ⅴ
・G Half-Whole Diminished Scaleを使ったフレーズ。
コンビネーションオブディミニッシュスケール(コンディミ)なんて言ったりもしますが、どうやら和製英語だそう。
最後に
ここまで見てくださりありがとうございます！
Ⅱ-Ⅴ-Ⅰリック、覚えるのも色んなキーで練習するのも大変ではありますが、ジャズのフレージングの仕組みを紐解くきっかけにもなるかと思います。
とりあえず気に入ったもの数個で良いと思うので、ぜひ練習してみてくださいね！
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Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ Licks #1~4
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