Melodic Minor Scaleリック、使い方

目次

はじめに

ども。ベーシストのハリマです。
今回はMelodic Minor Scaleのリックの紹介、またどのようなコードの時に使えるのか解説してみます。

Melodic Minor Scaleを使った演奏

まずは実際にリックを弾いてる動画を見てもらうと雰囲気が掴みやすいと思います。
4つのリックをそれぞれシーンの違う4つのコードをバッキングに弾いてます。

Melodic Minor Scaleの構成音

まずMelodic Minorの構成音について。画像を見てください。

馴染みの薄いスケールかもしれませんが、実はMajor Scale、Dorian Scaleとかなり似ています。
Major Scaleの△3を半音下げる、もしくはDorian Scaleのm7を半音上げるだけでMelodic Minor Scaleに化けます。
僕はほぼDorian Scaleと思って弾いてます。笑

今回のリックにはEb Lydian#5 Scaleが出てくるフレーズがありますが、これはC Melodic Minor Scaleと全く同じ構成音になります。
C Melodic Minor Scale = Eb Lydian#5 Scale

Melodic Minor Scaleを使えるコード

マイナーメジャーセブンスコード上

まず1番ベタなのが「マイナーメジャーセブンスコード」になります。
マイナーメジャーセブンスコードが出てくる曲としてはジャズスタンダードのNica's Dreamの最初に出てくるBbmM7 / AbmM7が有名でしょうか。
ただマイナーメジャーセブンスコードってそんなに使うシーンは多くないし、これだけだと汎用性もへったくりもありません。
他にも使えるコードを探ります。

セブンスコードの半音上で

これが1番よくきく使い方かもしれませんね。
ただセブンスコードだとどこかしこでも良いという訳ではないので注意が必要です。

まずは基本的なパターンとして、Ⅴ7 - Ⅰm7(ⅠM7でもok)の進行の時にV7の半音上で使えると覚えておくと良いと思います。
例えば
B7 - Em7
B7 - EM7
のような進行の時にB7上でC Melodic Minor Scaleが使用できます。

理由としては、これらB7上ではB Altered Scaleが選択肢のひとつとして考える事ができ、B Altered ScaleはC Melodic Minor Scaleと全く同じ構成音になるからですね!

セブンスコードの完全5度上で

またしてもセブンスコードですが今回は「メジャーに解決するセブンスコード」「スペシャルファンクションドミナント(S.F.D.)」のふたつを元に考えます。

スペシャルファンクションドミナント(S.F.D.)

スペシャルファンクションドミナントとは雑に説明すると、どこにも解決(ドミナントモーション)していない単体で存在するセブンスコードの事です。
Cissy StrutのC7のような一発もの、The Chickenの最初のBb7,Eb7、最後のC7とかもスペシャルファンクションドミナントで結構身近に出てきます。
(the ChickenのBb7はEb7に向かうドミナントセブンス、Eb7はD7に向かう裏コードと解釈する事もできますがここでは置いといて...)

でこのスペシャルファンクションドミナントのセブンスコード上では基本的にはMixolydianを使いますが、Lydianb7 Scaleも選択肢のひとつにあり、例えばF7であればF Lydianb7 Scaleも選択肢のひとつとして使えます。
このF Lydianb7 Scaleの5つ目の音から弾くとC Melodic Minor Scaleと同じになります。
つまりF Lydianb7 ScaleはC Melodic Minor Scaleと全く同じ構成音になり、F7の時に完全5度上のC Melodec Minor Scaleが使えるというわけです。

メジャーに解決するセブンスコード

メジャー(セブンスコード、メジャーセブンスコードどちらも)に解決するセブンスコード上でもLydianb7 Scaleが使えるので、この場合も完全5度上のMelodic Minor Scaleが使えます。

例えばThe Chickenの後半の D7(Ⅴ7/G7) / G7(Ⅴ7/Ⅱ7) C7(Ⅱ7 S.F.D)で考えてみましょう。
D7はG7に向かうセブンスコードでD Lydianb7 Scale、G7はC7に向かうセブンスコードでG Lydianb7 Scaleが使用できます。
D7 → 完全5度上のA Melodic Minor Scale
G7 → 完全5度上のD Melodic Minor Scale
がそれぞれ使用することができます。

C7は先ほど触れたスペシャルファンクションドミナントになりC Lydianb7 Scaleが使用できるので、その完全5度上のG Melodic Minor Scaleが使用できます。

まとめるとこんな感じ。

マイナーセブンスコード上で

例えばCm7(Ⅰm7,Ⅱm7)コード上でそのままC Melodic Minor Scaleを使うこともできます。
正確に言えばCm7のm7(Bb)とC Melodic Minor ScaleのM7(B)の音が半音でぶつかることにはなるのですが、ロングトーンで伸ばさない限り大丈夫で、むしろサウンドとしてカッコいいと僕は考えてます。僕の意見だけだと説得力がないので虎の威を借りると、Hadrien Feraudも同じような使い方をしています。

key=Eで説明しますが、例えばEM7(ⅠM7)でE Lydian#5 Scaleを使ってるシーンがあって、仮にEM7(ⅠM7)の代理のC#m7(Ⅵm7)上で考えればC# Melodic Minor Scaleを使ってるとも考えることが出来ます。(E Lydian#5 Scale=C# Melodic Minor Scale)

他にもF#m7(Ⅱm7)上で代理コードのAM7(ⅣM7)をAM7#5にリハモした上で

A Lydian#5 Scaleを使っているシーンがあり、これもA Lydian#5 Scale=F# Melodic Minor Scaleとなり、F#m7上でF# Melodic Minor Scaleを使っているとも考えれます。

まあ端的な話、サウンドが気に入れば使えば良いということです。笑

最後に

ここまで長ったらしく解説してきましたが、正直ベーシストとして必須かと問われると、もっと大事な優先すべきことがあるだろうとは思います。笑
アドリブソロに限って考えた場合でも、特にファンク系の曲の場合ではまずペンタでカッコよく歌える事の方が100倍大事です。
その大前提の上、差し色としてMelodic Minor Scaleを使ったアイデアが使えると良いんじゃないかなと僕は思います。
Hadrien Feraudにしても、そもそもペンタのニュアンスが圧倒的に美しくて、その上でMelodic Minor系のスケールを美味しく美味しく使ってる印象です(曲にもよるとは思うけどね!)。

ただ、そもそも差し色として使う程度の割にめちゃくちゃ難しいのでコスパが悪いんですよね!
なので今回のMelodic Minor Scaleを使ったアイデアはこれからアドリブ弾けるようになりたい!といった方には不向きで、そういった方はまずペンタである程度思ったように歌えるようにする事の方が優先順位が大きいと思います。(それだって難しいんだけどね...)
とはいえMelodic Minor Scaleが持つ独特のサウンドは美しく魅力的なのも間違いないので、アドリブに少し慣れてきたから新しいカラーを取り入れたい!みたいな方にはとってもおすすめです!フィジカルも付くしね。

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